
オーストリアの自動車クラブÖAMTCとウィーン市当局は、5月10日(日)に首都で同時開催される3つの大規模イベントにより、異例の交通混乱が予想されるため警戒を強めています。イベントは、ラートハウス広場でのユーロビジョン開会式、シェーンブルン宮殿発着の「ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン」、そしてヒュッテルドルフでのラピッド・オーストリアのサッカーダービーです。歴史的なリングシュトラーセ周辺の道路は正午から深夜を過ぎるまで閉鎖され、リンク・ヴィーンツァイレ、フランツ・ヨーゼフ・カイ、プラターシュテルン、ライヒスブリュッケの一部区間も、選手や訪問する歌唱コンテスト関係者の安全確保のため段階的に一般通行止めとなります。公共交通機関のウィーナー・リーニエンは、地下鉄U4線とU6線の増便を行いますが、リングを横断するトラムは途中折り返し運転となる可能性があると警告しています。物流業者や配車サービスにとっては、これらの閉鎖が大きな負担となります。ÖAMTCは、貨物輸送はA23南東バイパス経由への迂回を推奨し、グルテル内の不要な配送は延期するよう呼びかけています。会議主催者には、オンライン参加への切り替えや郊外のホテルからのシャトルバス運行を提案しています。多国籍企業のモビリティ担当者は、タクシーや配車サービスの料金高騰を従業員に周知し、追加費用の補助を検討すべきです。市の自転車シェア事業者は、西駅とエアドベルク近くの拠点に電動自転車を増設し、ラストマイルの混雑緩和を図りますが、予想される最高気温29度の中、混合交通に慣れた利用者に限られる見込みです。スポーツ、音楽、サッカーのイベントが一堂に会することで、ウィーンのイベント拠点としての魅力が高まる一方で、地上交通網の脆弱性も浮き彫りになりました。今週末の教訓は、夏の観光ピークや来年予定されているEU理事会の回転開催準備に活かされる予定です。
出典: VIENNA.AT