
ブラジル政府は2026年6月27日、大地震が発生したベネズエラ支援のため、ミナスジェライス州とサンパウロ州の消防隊からなる35名の捜索救助チームの派遣を大統領令で承認した。派遣期間は6月28日から7月13日までで、外務省の調整のもと、輸送費、日当、専門装備などの費用は連邦政府が全額負担する。ブラジルはこれまでも臨時の人道支援派遣を通じて地域連携を強化してきたが、今回の規模は2023年のチリ洪水支援以来最大となる。法的根拠は1972年制定の法律5,809号(海外派遣)に基づき、南米防衛評議会内で最近締結された防衛協力プロトコルを補完する形だ。ベネズエラやブラジル・ベネズエラ国境沿いに駐在員やサプライチェーンを持つ企業にとっては、ブラジル当局がベネズエラ側での運用上の課題、例えば道路閉鎖や医療施設の逼迫を想定していることを示すシグナルとなる。ブラジルは正式な国境管理の強化は行っていないが、越境避難や物流支援が必要となった場合に備え、ロライマ州に追加の軍・民間防衛資産を配備している。今回の派遣は、ブラジルが迅速に正式認定された人員を海外に動員できる体制を示しており、地域危機時に政府支援を求める多国籍企業にとって大きな利点となる。企業は緊急対応計画の見直しと、今後数週間でベネズエラへの渡航が避けられない場合はブラジル領事館のプラットフォームへの従業員登録を推奨されている。
出典: O Tempo