
ルーマニアの航空会社DAN AIRは、キプロスのニコシアに拠点を置くSky Mastersを同国での総販売代理店(GSA)に任命しました。これにより、2026年6月からラルナカとブカレスト、バカウ間で週2便の運航が実現します。4月27日に発表されたこの提携により、Sky Mastersはマーケティング、販売、取引パートナーシップを担当し、一方でこれまで主にACMIリースに注力してきたDAN AIRは、現地市場の情報と流通網を得ることになります。CEOのマット・イアン・デイビッド氏は、新路線が「キプロスとルーマニアの旅行者双方に新たな扉を開く」と述べ、VFR(友人・親族訪問)需要や両国を結ぶITサービスや建設業界のビジネス客向けに柔軟な運賃を提供すると約束しました。運航スケジュールは、水曜・日曜にブカレスト便、木曜・日曜にバカウ便をA320ファミリー機で運航予定です。モビリティマネージャーにとっては、キプロスとルーマニア間のフローを支配するWizz AirやBlue Airに加え、新たな選択肢が増えることになります。ルーマニアの雇用主がキプロスの再生可能エネルギープロジェクトに技術者を派遣し、キプロス企業がソフトウェア開発のニアショアリングをブカレストで進める動きにとって、首都とモルダヴィア地域への直行便は大きなメリットとなるでしょう。チケットは今後2週間以内に現地の旅行管理会社(TMC)を通じて販売開始される見込みです。この発表は、2026/27年の冬季シーズンに向けた競争激化の兆しも示しており、乗客数の回復が頭打ちになると予測される中での動きです。欧州空港評議会(ACI Europe)は、ルーマニアをラルナカ空港の座席キロ数ベースで5番目に未開拓の市場と位置付けており、この市場を取り込むことは英国やドイツからの需要減少を補う助けとなるでしょう。Sky Mastersは、座席在庫がDAN AIRの「DN」コードでGDSに登録され、選定されたスカイチーム加盟航空会社との連携運賃も利用可能になると述べています。これはブカレスト・オトペニ空港経由の長距離接続に便利です。法人顧客は導入運賃に注目し、運航開始後にオンタイムパフォーマンスのデータが出揃い次第、DAN AIRを承認キャリアリストに加えることを検討すべきでしょう。
出典: Cyprus Mail