
キプロス運輸省は4月27日、ラルナカのマリーナ地区に新設される中央バスステーションの建設に関し、Iacovouグループと638万ユーロ(付加価値税別)の契約を締結しました。このインフラ整備は、同市の持続可能な都市モビリティ計画で「重要」と位置付けられています。新バスステーションは都市内、地域間、都市間の路線を結び、特にグローバルな移動プログラムにおいて重要な役割を果たすラルナカ国際空港への専用回廊を提供します。空港は島の主要な外国人到着および赴任者の玄関口です。建設は5月中旬に開始予定で、EUのThaleia 2021-2027結束プログラムの共資金によって支えられています。2027年末の稼働開始後は、リアルタイム情報システム、電気バスの充電ステーション、安全な手荷物保管施設を備え、これらの近代化により自家用車の利用削減とラルナカのビジネス地区、観光海岸、空港間の移動時間短縮が期待されています。キプロス東海岸のテクノロジーおよびエネルギークラスターで事業を展開する多国籍企業にとっては、地上交通の利便性向上が「ラストマイル」問題の緩和につながり、移転コストの削減に寄与する見込みです。現在、23時以降に到着する赴任者は公共交通機関が限られ、タクシー料金は20~25ユーロかかりますが、新ステーションの統合夜間バスサービスにより最大60%のコスト削減が見込まれます。企業の出張・移動ポリシーチームは、ステーション稼働後に地上交通手当の見直しを検討する価値があります。本プロジェクトは単独乗車車両からの通勤者を減らすことでキプロスの気候目標達成にも貢献します。EUレベルのサステナビリティ報告(CSRD)に参加する企業は、新たな電動バス車両を利用した従業員の通勤をスコープ3排出削減にカウントできる可能性があり、正確なモーダルシフトデータの収集が条件となります。なお、ステーション自体は夏季ピーク時のA3高速道路の渋滞解消には直接寄与しませんが、計画担当者は、航空便が運航時間帯を狭める場合(4月のセキュリティ問題後に見られたように)でも、予測可能なバス路線が利用者に選択肢を提供すると強調しています。詳細な時刻表が2027年に発表され次第、外国人居住者や短期出張者を対象とした早期周知キャンペーンが実施される見込みです。
出典: Cyprus Mail