
スペイン・ブラジルのソフトウェア企業Travel Compositorは5月5日、Visagovの電子ビザエンジンを自社のダイナミックパッケージングプラットフォームに統合したと発表しました。このプラットフォームはブラジル国内の300以上の旅行代理店やツアーオペレーターで利用されています。API連携により、旅行代理店は旅程作成中にビザの適格性を計算し、必要書類を表示、申請まで行えるため、顧客を第三者サイトに誘導する手間が省けます。法人旅行の管理者にとっては、リードタイムの短縮と予約の手間削減が期待されます。ビザ費用は一括請求書にまとめられ、ステータス更新はPNRに自動反映されるため、旅行者や人事部門は承認遅延のアラートを受け取れます。Visagovは米国、インド、サウジアラビアを含む80の渡航先をカバーし、これらはブラジルの出張需要の約70%を占めています。Travel Compositorブラジルの商業ディレクター、エドゥアルド・バティスタ氏は、この提携は世界的に電子渡航認証の需要が急増していることに対応したものだと述べました。2026年に料金徴収が始まる欧州連合のETIASや英国のETAは、年間140万人以上のブラジル人旅行者に影響を与える見込みです。プロセスの自動化はコールセンターの負担軽減や、発券前に入国手続きを確認する新たな義務遵守にも寄与します。技術アナリストは、この動きがビザソリューションの導入に遅れをとっていた大手GDSプロバイダーに対抗するTravel Compositorの優位性を高めると指摘しています。Visagovにとっては、2026年のワールドカップ予選に向けて地域の迅速な渡航認証需要が高まる中、ブラジルのB2B市場への参入がラテンアメリカでの存在感強化につながります。Travel Compositorを利用中の代理店は60日間無料で新モジュールを利用可能で、その後は取引量に応じた料金体系となります。早期導入企業にはFlytour Business TravelやSchultz Operadoraがあり、ビザ処理のボトルネック予測や申請開始時期のアドバイスに活用する計画です。
出典: Panrotas