
夏を前にしたサプライズとして、UAE外務省は6月1日月曜日、長年にわたり続いていたエミラティ市民のレバノン渡航禁止を解除しました。この禁止措置は2019年に安全上の懸念から初めて導入され、UAEの観光客やビジネス関係者は第三国を経由するか、オンラインでの対応を余儀なくされていました。カリード・バルフール次官は、「国境の安全監視を徹底し、レバノン政府からの確固たる保証を得たこと」を受けた決定だと述べました。即日発効で、UAE国民は外務省の事前許可なしに直接ベイルート・ラフィク・ハリリ国際空港へ渡航可能となります。シリアやイスラエルとの国境付近を避けるという通常の渡航注意事項は引き続き適用されます。企業の人事担当者からは歓迎の声が上がっています。UAEの銀行や通信会社のレバノン子会社は、湾岸地域からのスタッフの監査やプロジェクト開始のための渡航に苦労し、多くはキプロス経由を余儀なくされていました。旅行管理会社CWTは、今後3か月でアブダビ-ベイルート間の座席需要が35%増加すると予測しており、エティハド航空は予約が増えれば1日2便の運航再開も検討しています。この緩和は人材流入の再開にもつながる可能性があります。レバノン出身のエンジニア、教師、ホスピタリティスタッフはUAE最大級のアラブ系外国人コミュニティの一つであり、採用担当者はベイルートでの対面面接が内定獲得の鍵になると指摘しています。一方で、専門家はこの政策が四半期ごとに見直されることを警告しており、レバノンの治安状況が悪化すれば迅速に渡航制限が再導入される可能性があるため、企業は代替ルートの確保を続けるべきだとしています。