
アメリカ国務省は2026年6月25日、エルサルバドルに対する渡航注意情報を改訂し、同国のレベルを「レベル1:通常の注意を払う」に据え置きつつ、米政府職員向けの安全指針を見直しました。ナイーブ・ブケレ大統領が2022年にギャング摘発を強化して以来、殺人率は大幅に減少しましたが、道路状況や街灯の少なさ、季節的な土砂崩れのリスクから、夜間の警戒は依然として必要とされています。改訂された規則では、米大使館職員は日中の国内移動は許可されるものの、夜間の都市間移動は禁止されており、例外はサンサルバドル、エルサルバドル国際空港、ラ・リベルタードのビーチエリアを結ぶ厳重に警備されたルートのみです。また、公共バスの利用も引き続き禁止されており、軽犯罪や車両の安全基準に対する懸念が残っています。ビジネス渡航者にとって、レベル1の評価はエルサルバドルが多くの先進国と同等の安全リスク水準に達したことを示しており、4年前のレベル3からの劇的な改善を物語っています。サンサルバドルに地域本社を置く企業やサンタアナの製造拠点では、警備契約費用の削減や従業員の士気向上が報告されています。しかし、移動管理者は夜間移動制限を踏まえた社内渡航ポリシーの整合を図り、保険トラブルを避ける必要があります。組織は、信頼できるドライバーの手配や5月から10月の雨季における日没前の会議終了など、道路リスク軽減策を渡航者に周知し、スマート・トラベラー・エンロールメント・プログラム(STEP)への旅程登録を推奨しています。また、2022年に宣言された「非常事態宣言」が依然として有効であり、エルサルバドル当局に広範な逮捕権限があることも注意喚起しています。暴力犯罪は減少したものの、恣意的な拘束事例(米国市民も含む)が報告されており、駐在員の法的支援体制や24時間対応の緊急ホットラインの整備が不可欠です。