
イタリア外務省は、2026年8月3日以降、旧式の紙製身分証明書「Carta d’Identità」が国境を越えた旅行に使用できなくなると、全世界に向けて通知を発表しました。この通知は7月13日に全大使館・領事館を通じて配布され、電子身分証明書(CIE)の独占使用を義務付ける法令108/2026に基づくものです。海外在住者登録簿(AIRE)に登録されているイタリア国民は、イタリア訪問時にどの自治体でもCIEの申請が可能となり、領事館での長時間待機を避ける狙いがあります。外務省は、バイオメトリックカードがローマで一括印刷され宅配されるため、渡航予定の少なくとも3週間前に申請することを推奨しています。航空会社は、期限以降、紙の身分証明書を持つ乗客のシェンゲン圏外便への搭乗を拒否するよう指示されています。EU内での受け入れは二国間協定に依存しますが、航空会社は機械読み取り可能なCIEが新しい入出国管理システムのeゲート通過を迅速化すると強調しています。企業の海外赴任担当チームは、従業員の渡航書類を直ちに確認すべきです。EU内で紙の身分証明書に依存している海外赴任者は、夏季の帰国時に自治体での申請予約を行うか、利用可能な場合は領事館の優先申請枠を活用してください。