
大量の申請遅延に直面するスペイン移民局は、国内の各州の外国人局と協力し、通常業務時間外で25万件の未処理案件に対応することで合意しました。7月24日にBOEで公表され、エル・パイス紙が詳報した「encomienda de gestión」によると、約1,300人の公務員が夜間や週末の勤務を自主的に申し出ており、処理した1件あたり10ユーロの報酬が支払われます。この特別措置は、法定の3か月以内の決定期限を超過することを防ぎ、申請者に自動的に「行政的黙示承認」が与えられる事態を回避しつつ、雇用主の法的混乱を避けることを目的としています。基本的なデータ入力や書類スキャンを地方の外国人局職員に委託することで、中央の外国人申請処理ユニット(UTEX)は専門家が実質的な審査や安全確認に専念できる体制を整えます。企業団体からは歓迎の声が上がっており、大規模な季節労働者を抱える多国籍企業は、未処理案件が9月の採用ピークと重なることを懸念していました。ある大手物流企業のモビリティマネージャーは「夏の間に申請が進むことが労務計画に役立つ」と述べています。一方で弁護士らは、出来高制の報酬が処理のスピードを優先させ、後の異議申し立てで修正が必要な誤りを増やすリスクを指摘。明確な品質管理基準とランダム監査の導入を求めています。省庁側は支援はあくまで「物理的・技術的」なものであり、最終決定は引き続きUTEXが中央で行うと強調。また、暫定許可は90日を超えても有効であり、申請中の移民が法的地位を失うことはないと説明しています。
出典: El País