
中国国務院情報弁公室(SCIO)は7月27日、国家移民管理局が今後数か月以内に入国手続きの利便性向上策を新たに導入すると発表しました。記者会見で、公安部副部長の祁学軍氏は、当局がビザ免除の乗り継ぎ制度や一方的なビザ免除プログラムを「精緻化・拡大」するとともに、パスポートや国境地域の旅行許可証を含む渡航書類の全面デジタル化を加速させると述べました。改革の中核は、全国規模での入国自動ゲートのアップグレードと、外国人旅行者が到着カード、健康申告、宿泊登録、ほとんどのビザ延長手続きをオンラインで一括完了できるワンストップのモバイルプラットフォームの導入です。このシステムは、北京首都、上海浦東、広州白雲の各空港で試行され、その後、すでにビザ免除乗り継ぎを扱う65の入国港に拡大される予定です。さらに祁氏は、上海、海南、深圳の自由貿易試験区において、主要貿易相手国のパスポート保有者に対し、招待状の要件緩和や最長30日間のビザ免除の商用滞在を試験的に認めることを明らかにしました。成功した施策は内陸部の中西部省にも展開され、沿岸地域以外への投資拡大を促進します。企業にとっては、デジタル化により就労許可証の切り替えや居住許可の更新が迅速化し、地元の出入国管理局への度重なる訪問が減る見込みです。出張管理担当者は、オンライン承認によるリードタイム短縮で急な出張が増える可能性を踏まえ、モビリティポリシーの見直しと予算調整を推奨されます。この発表は、北京が移民改革を「高水準の開放戦略」の重要な柱と位置づけていることを示しています。すでにビザ免除入国が外国人訪問者の4分の3以上を占める中、今回のアップグレードは摩擦のない渡航を決定的に後押しし、中国の投資・会議開催地としての魅力を一層高めることが期待されます。