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EU委員、キプロスのシェンゲン加盟申請を全面支持と表明

11月 22, 2025
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EU委員、キプロスのシェンゲン加盟申請を全面支持と表明
キプロスの長年待望されていたシェンゲン圏加盟に向けた動きが、11月21日に加速した。EU内務担当コミッショナーのマグナス・ブルナー氏が、ブリュッセルで副移民大臣ニコラス・イオアニデス氏と会談後、同島のロードマップを公に支持したのだ。ブルナー氏はX(旧Twitter)で、キプロスがスマートボーダーシステムや送還管理の技術的準備を完了することに対し、「欧州委員会は全面的に支援する」と表明した。

この前向きな動きは、イオアニデス氏が前日に発表した「2025年末までに技術評価が好意的に完了し、2026年に完全なシェンゲン加盟を目指す」という見通しを受けたものだ。キプロスはすでに多くのシェンゲン規則を適用しているが、シェンゲンビザの発行やビザなし渡航区域への参加はまだできず、大陸ヨーロッパから島に入る際には別途検査を受けなければならない。

EU委員、キプロスのシェンゲン加盟申請を全面支持と表明


ブルナー氏の発言は、EU入出国システムの導入や生体認証パスポートの更新、送還手続きの見直しといった、以前指摘されていた課題が解消されつつあることを示唆している。残る課題は主に政治的なもので、既存のシェンゲン加盟国全員の承認が必要だ。外交筋によると、2023年に移民問題を理由にブルガリアとルーマニアの加盟を阻止したオーストリアは、キプロスの外部国境が海上であり、すでにフロンテックスによる監視が行われていることから、より前向きな姿勢を示しているという。

企業にとっては、この加盟が大きな変革となる可能性がある。シェンゲン圏に入ることで、キプロスはシェンゲンCビザを発行できるようになり、複数国をまたぐ出張が簡素化される。また、キプロスの居住者は29カ国の欧州内をパスポートなしで自由に移動できるようになる。フィンテックから海運まで、島に本社を置く企業は、出張関連のコンプライアンスコスト削減やEU内での人材配置の円滑化を期待している。

ただし、2026年の移行期間中は、キプロスの国境検問所がシェンゲンシステムに統合されるため、一時的に混雑が発生し、生体認証の新しい手続きに係官が慣れるまで時間がかかる見込みだ。企業は、加盟確定後に渡航者への周知や派遣労働者の届出更新を計画的に行うことが求められる。
出典: CBN (Cyprus Business News)

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