
中国国家移民管理局(NIA)は、2026年の清明節期間(4月4日~6日)における国内外の旅客数が1日あたり230万人を超え、昨年の同期間比で11.1%増加すると予測しています。最も混雑が予想される拠点は、上海浦東、広州白雲、北京首都、成都天府、深圳宝安の各空港で、浦東空港だけで1日あたり9万5,000件の出入国手続きが見込まれています。増加する旅客に対応するため、NIAは1,200人の追加職員を配置し、長沙や厦門などの二次空港では「スマートチャンネル」電子ゲートを稼働させています。陸路の深圳福田口岸や港珠澳大橋では、マカオ行きの観光バスや国境を越えるトラックのために臨時レーンを設置。厦門と金門間のフェリーや上海・天津のクルーズターミナルも営業時間を延長しています。駐在員の出張を計画する企業には、出発の少なくとも3時間前に空港に到着し、中国移民局のミニプログラムで健康申告フォームを事前に提出することが推奨されています。物流業者には、ホルゴスや満州里での通関遅延を避けるため、貨物車両の出発時間を分散させるよう指示が出されています。今回の旅客増加は中国の海外旅行の急速な回復を示しており、Ctripのデータによると、3連休の航空券とホテル予約は2025年比で37%増加。日本、韓国、シンガポールなど4時間以内の近距離路線が特に人気ですが、UAEやフランスへの長距離路線もパンデミック前の90%の稼働率に戻っています。企業は一線都市でのホテルの予約が厳しくなることを見越し、清明節の伝統である先祖の墓参りに帰省する社員のために柔軟な勤務体制を検討すべきでしょう。