
中国の「ビッグスリー」航空会社は、世界の原油市場の不安定な動きと人民元の下落を受け、国内燃油サーチャージを即時に引き上げました。2026年4月2日に発表された声明によると、800キロ未満の区間の燃油サーチャージは80元に、800キロ以上の区間は150元に引き上げられ、ほとんどの都市間で約25%の値上げとなっています。この調整は、2月に国家発展改革委員会が国内ジェット燃料の基準価格を16か月ぶりの高値に設定したことを受けたものです。中国の半市場化されたサーチャージ制度では、政府が定めた価格帯を超えた場合、航空会社は料金を変更することが認められています。中信証券の業界アナリストは、今回の改定により3社の四半期収益が最大10億元増加し、為替変動による燃料輸入コストを相殺すると見込んでいます。企業の出張担当者にとっては、広州交易会や春の新商品発表ツアーに向けて都市間移動が増える中、チケット価格の上昇が直ちに影響します。ボリュームディスカウント契約を結んでいる企業は、サーチャージが通過費用として扱われているか確認が必要です。パンデミック中にオンライン会議に切り替えた中小企業は、出張費抑制のためハイブリッド勤務方針の見直しを迫られるかもしれません。国内のレジャー旅行者からはSNSで不満の声が上がり、5時間未満の移動は中国鉄道の高速G列車に切り替えるとの声もあります。しかし航空各社は、基本運賃の不透明な値上げよりも透明なサーチャージの方が望ましく、燃料価格が引き下がれば自動的に料金も下がると説明しています。今後、中東の地政学的緊張やOPECプラスの生産調整が続く限り、夏のピークシーズンまでサーチャージは高止まりする可能性があります。全国規模のマーケティングツアーを計画する企業は、費用見積もりに今回の値上げを織り込み、早期購入や企業契約の割当枠を活用してコスト増の影響を緩和することが求められます。
出典: Asian Morning