
バレアレス諸島が夏の観光客の大規模な到来に備える中、2026年4月9日、パルマ・デ・マヨルカ空港はEES(欧州入国管理システム)導入に先立ち、英国人乗客専用レーンを迅速に設置しました。英国からの旅行者はパルマの国際線利用者の28%以上を占めており、今週末には多くが初めて生体認証システムへの登録を行う必要があります。空港運営会社AENAとスペイン国家警察は、主要なパスポートコントロールホールの隣に10台の臨時キオスクを設置。ここで英国籍の旅行者は指紋と顔認証の登録を済ませた後、電子ゲートへ進みます。イビサやメノルカから追加のガルディア・シビル警官も派遣され、列の流れをスムーズに保つほか、ツアー会社にはバスの到着時間を分散するよう要請が出されています。これは、初回のEES登録に1人あたり最大3分かかる可能性があり、ピーク時に混雑が発生する恐れがあるとの業界からの警告を受けた対応です。ホテル業界からは歓迎の声が上がっており、バレアレス・ホスピタリティ連盟は、入国手続きの時間短縮が夕食予約や観光ツアーのピックアップの取りこぼしを減らすと評価しています。島にスタッフを移動させるモビリティチームにとっても、専用レーンは90日間のシェンゲン滞在許可の制限時間を圧迫する遅延リスクを軽減する効果が期待されます。パルマ空港はこの取り組みを試験的に実施しており、効果が確認されれば、マラガ・コスタ・デル・ソル空港やアリカンテ・エルチェ空港でも5月の連休前に同様のモデルが導入される予定です。旅行者には余裕を持った行動とパスポートのスキャン準備が引き続き推奨されています。12歳未満の子どもは指紋登録が免除されますが、保護者と同じ専用レーンを通る必要があります。