
イタリア南部への外国人退職者を惹きつけるニッチながら人気のインセンティブが、より多くの中規模都市でも利用可能になりました。2026年の中小企業法(法34/2026)の改正により、「7%課税制度」の対象となる人口上限が2万人から3万人に引き上げられたと、4月13日にTaxing.itが報じました。2019年以降、指定された南部8州および中部イタリアの一部地震被災地域の自治体に税務上の居住地を移す年金受給者は、最大10年間、海外所得に対して一律7%の税率を選択できます。対象自治体の拡大により、政府はインフラや交通網が整った中規模の沿岸都市への消費力の流入を促し、単なる過疎の村落にとどまらない経済活性化を目指しています。この改正は2026年4月7日から適用されますが、既にイタリアに居住している個人が遡及的に適用を受けられるかは税務当局の明確な指示を待つ必要があります。プーリア州やシチリア州の不動産業者によると、発表直後から英国、米国、北欧の退職者からの関心が急増したとのことです。モビリティマネージャーにとっては、キャリア終盤の移住や早期退職プランの新たな提案材料となります。ただし、顧客には人口データの確認や登録期限の厳守を徹底するよう助言がなされています。この7%課税制度は、イタリアの高額所得者向けの10万ユーロ一律課税制度と並び、多様なインセンティブを提供することで、イタリアをライフスタイル移住の魅力的な拠点として支えています。
出典: Taxing.it