
香港の疾病予防センター(CHP)は4月23日、3人の航空機整備作業員がはしか陽性と判明したことを受け、翌24日から香港国際空港内に臨時の予防接種ステーションを設置すると迅速に発表しました。このクラスターは同じ地上支援会社に勤務するバックエンドスタッフで構成されており、同社の約2,500人の従業員のうち約900人が地元以外からの採用で、幼少期の予防接種記録が不明なことから懸念が広がっています。はしかは世界で最も感染力の強い病気の一つであり、空港は人の出入りが激しいため感染拡大の拠点とされています。CHPの疫学調査によると、同社従業員の約30%が自身の免疫状況を把握しておらず、これを受けて当局は2回のMMR(麻しん・おたふくかぜ・風疹)接種記録がない空港スタッフに無料接種を提供しています。23日正午までに既に370人以上が予防接種を受けました。現在のところ感染は地上スタッフに限定されていますが、この事例は移動管理者に対し、免疫遵守が安全配慮義務の一環であることを改めて示しています。香港の労働安全衛生条例では、雇用者は安全な労働環境を提供する義務があり、労働局は職務上の感染リスクがある場合、予防接種の提供や促進を含むと解釈しています。香港を拠点にする外国人技術者や乗務員を抱える企業は、はしかの免疫状況を確認し、渡航健康指導を最新化すべきです。CHPは1967年以降生まれで2回のMMR接種が確認できない成人に対し、特に航空、医療、教育分野で働く人は接種を検討するよう推奨しています。もし二次感染が発生した場合、2019年のキャセイパシフィック乗務員のはしか感染時に実施された勤務適性検査のような措置が取られ、未接種者の一時的な勤務停止があり得ます。今のうちに積極的な予防接種を行うことで、労働節の「ゴールデンウィーク」期間中の乗客増加に伴う人員調整の混乱を防ぐことが可能です。
出典: news.gov.hk