
フィンエアビアは、ヘルシンキ空港の非シェンゲン・ターミナルのゲート13~14に、新たに改装された飲食エリア「ディナーディストリクト」とカフェバー「Brew’d」をオープンしました。4月30日に発表されたこの改装は、5月1日のヴァップ(メーデー)から始まる夏の旅行シーズンと6月の会議シーズンに合わせたものです。リニューアルされたエリアは260席を備え、モバイル注文やほぼ全てのテーブルに電源コンセントを設置。忙しい乗り継ぎ時間にメール対応をするビジネス客を意識した設備となっています。Brew’dはフィンランド風の「ピンサ」を提供するクイックサービス形式で、搭乗待ちの列や搭乗橋の混雑を緩和するため、滞在時間の短縮を狙っています。フィンエアビアによると、このプロジェクトは10年間で10億ユーロを投じるターミナル改修計画の一環で、すでにセキュリティレーンの拡充や25台の生体認証EESキオスクの導入が完了しています。空港の混雑ポイントの一つをスムーズにすることで、新たに導入されるEU入出国システムによる処理時間の増加をカバーする狙いです。なお、ゲート14付近では動的価格設定の試験も行われ、午後のピーク時には3ユーロの追加料金で5分以内の優先サービスが受けられる「ファストトラック」カウンターが設置されます。これらの費用は従業員の経費申請に含まれる可能性があります。同エリアの免税店や書店も、フィンエアのアジア深夜便到着に合わせて営業時間を延長しました。企業のモビリティプログラムにとっては、小規模ながら効率向上につながる改装です。ヘルシンキ空港の一体型ターミナル設計と合わせ、2026年にETIASが導入される際の事前手続きの影響を最小限に抑え、乗り継ぎ時間の競争力維持に寄与すると期待されています。
出典: Finavia