
アイルランドの主要通勤路線で、5月の祝日週末に大規模な運行混乱が発生します。アイルランド国鉄(Iarnród Éireann)と交通インフラ機構(Transport Infrastructure Ireland)が線路と架線の改修工事を実施するためです。5月2日(土)から4日(月)まで、ダブリン発着のノーザン・コミューター鉄道は全便運休となり、レイトウンからドナベイトまでの駅も閉鎖され、代替バスは最小限の運行にとどまります。DART(ダブリン地域高速鉄道)はコノリー駅からブレイ/グレイストーンズ間のみの運行となり、ベルファスト・エンタープライズ号も減便、一部便は運休します。首都の路面電車ルアスでは、重要工事のためレッドラインはヒューストン駅からザ・ポイント駅間のみの運行となり、タラハトやサガート方面の乗客はレッドカウから15分間隔のシャトルバスに乗り換えが必要です。鉄道利用者団体は代替バスの容量不足やバリアフリー対応、荷物の取り扱いに問題があると計画を批判しています。特にダブリン北部のテクノロジーやライフサイエンスパークで時間厳守のシフト勤務者を抱える企業には、代替交通手段の手配や柔軟な勤務体制の検討が求められています。旅行管理会社は、急なレンタカーやホテル予約の需要増加を報告しており、利用者はフライトや月曜朝の会議に遅れないよう対策を急いでいます。今回の工事は、DART+ West計画に向けた2億9,000万ユーロの資本投資プログラムの一環で、線路速度の向上と電化区間の拡大を目指しています。長期的には都市間の移動時間短縮が期待されますが、連続する祝日中の大規模工事に対しては、ピーク時のレジャー期間に重ねることへの賛否が再燃しています。通勤者はアイルランド国鉄とルアスのアプリでリアルタイム情報を確認し、週末の空港アクセスには公共交通機関利用で少なくとも1時間の余裕を持つよう注意が呼びかけられています。
出典: The Journal