
香港の観光回復は5月2日に加速し、移民局の集計によると、同日には30万466人の中国本土からの訪問者が入境し、前年同期比で13%増加したとサウスチャイナ・モーニングポストが報じた。この流入は、中国本土の5日間の労働節連休の開始と重なり、例年で最も混雑する国境越え期間の一つとなっている。多くの旅行者は高速鉄道や深圳の陸路検問所を利用し、MTRが延長した営業時間や追加運行した列車を活用した。小売業者は来客数の増加を歓迎したが、飲食業界の代表者は、観光客が無料の観光スポットやファストフードを好むため、一人当たりの消費は依然として控えめだと指摘している。国境を越える移動は、中国の多回入境可能な回帰許可証の発行再開や、香港の電子ゲートの拡充(11歳以上の子どもも利用可能となり、家族連れの通関時間が短縮)により促進されている。旅行業界の専門家は、5月6日まで日々の入境者数が25万人を超えると予測しており、九龍地区のホテルの稼働率はほぼ満室に達すると見込んでいる。香港経由でスタッフを派遣する企業は、ピーク時の陸路国境での待ち時間を考慮し、旅行者に電子ゲートの指紋事前登録を促すべきだ。飲食業界の企業も、旅行者の自由裁量支出が座って食事をするスタイルから買い物や体験型にシフトしている兆候を踏まえ、需要予測の見直しが必要となる可能性がある。