
キプロスの司法・公共秩序省は、近年で最も大規模な取り締まり作戦の一つを開始しました。5月8日金曜日から5月11日月曜日の夜にかけて、警察の外国人・移民サービス、空港の国境管理部隊、新設の移民・国際保護副省庁の混成チームがニコシア、リマソール、パフォス各地に展開。住宅地での戸別訪問調査、交通検問での身分確認、ラルナカ(LCA)とパフォス(PFO)空港での書類検査を実施しました。合計で43人が、ビザの不法滞在や偽造書類での渡航などの違反で拘束されました。当局は迅速に強制送還命令を発行し、月曜日に逮捕されたうち17人には即時送還通知が出され、残る者についても同日中に手続きが開始されました。前週末にはさらに16人が逮捕され、21人が強制送還、11人が自主出国しました。高官は、5月中は毎日の「小規模作戦」が継続されると述べ、キプロスは明日、EUが調整するチャーター便に参加し、ジョージア人8名とパキスタン人2名の帰国を予定していると明かしました。今回の取り締まり強化は、ニコス・クリストドゥリデス大統領が2026年1月に掲げた「移民制度への信頼回復」と島内受け入れ施設の負担軽減の公約の一環です。不法な海上到着は減少傾向にあるものの、不法滞在者数は依然高いため、政府は迅速な送還、共同帰国便、職場検査の強化に舵を切っています。第三国籍者を雇用する企業は、夜間の抜き打ち検査が増加していると報告しており、ビザの行政的な期限切れでも拘束・送還の対象となる可能性があると警告されています。企業の人事担当者には、在留許可の確認、パスポートの有効期限が滞在予定期間の6か月以上先まであることの確認、地区間移動時には就労許可証の原本携帯を徹底するよう求められています。旅行管理会社も、ラルナカとパフォス空港での出国許可の抜き打ち確認により、若干の待ち時間増加に備える必要があります。新たな書類要件は導入されていませんが、「ゼロ・トレランス(無容赦)」の姿勢は、キプロスがEUの不適格移民の迅速送還推進に歩調を合わせていることを示しています。
出典: Cyprus Mail