
フィンランド内務省は、全国の公共警報サイレンの月例テストを6月3日(月)正午に実施すると発表しました。通常は7秒間の連続音で行われるこの訓練ですが、今年は東部国境付近での無人航空機の侵入リスクが高まっていることを受け、ドローン侵入を知らせるシステムの拡充に重点が置かれます。公共サイレンは、112スオミアプリ、ラジオ放送、テレテキスト、テレビのテロップといった多様な緊急警報ネットワークの一部を成しています。内務省は、屋外にいる人は1分間の上昇・下降音(短いテスト音とは異なる)を聞いたら屋内に避難し、ドアや換気を閉めて公式の指示に従うよう呼びかけています。安全確認の合図は1分間の一定音です。内務省は、固定サイレンの近代化と観光地へのカバー拡大を目指し、12月までに緊急サービスアカデミーに開発計画の策定を委託しています。出張者や在住外国人にとっては、化学物質の流出や大規模火災だけでなく、ドローン関連の空域閉鎖による警報も増えており、5月中旬にはヘルシンキ・ヴァンター空港が3時間閉鎖され、長距離便が迂回する事態も発生しました。企業の安全管理担当者は、出張者への周知と現地のプッシュ通知の監視を推奨しています。渡航リスクの専門家は、112スオミアプリの導入と対応手順の訓練を特にロシア国境付近で活動する技術者に対して勧めており、ドローン活動やGPS妨害が激化している地域での安全確保が重要視されています。今回の訓練は特別な行動を求めるものではありませんが、当局は夏の観光シーズンを前に、フィンランドの安全対策に不慣れな観光客が多く訪れる時期に向けて警戒意識の向上を図りたいとしています。
出典: Daily Finland