
キプロスの空港運営会社、ハーメス・エアポーツは6月12日、2025-26年の冬季シーズンにおけるラルナカとパフォスの旅客数が前年同期比で12%増加したと発表しました。同社の「Beyond Sea and Sun」レポートで明らかにされたこの数字は、北欧の都市短期旅行者や家族訪問のディアスポラをターゲットにした島の通年接続強化策が成果を上げていることを示しています。2025年11月から2026年3月の間、パフォス空港には8社の航空会社が35の目的地へ週平均76便を運航しました。旅行者の約38%が初訪問者であり、従来の夏のビーチ客層に依存しない市場多様化を目指すホテル業界にとって好材料です。ラルナカ空港は引き続きハブとして機能し、46社の航空会社が世界154空港へ就航しています。キプロスに地域拠点を置く多国籍企業にとっては、冬季の便数増加が柔軟な人員配置とコスト削減につながり、競争により平均運賃は2024年比で9%低下しました。島の自由貿易区で操業するハイテク製造業者に重要な貨物量も7%増加し、サプライチェーンの強化がうかがえます。ハーメスは観光副省庁との共同マーケティングや、ピークシーズン外の運航を促す空港料金割引制度が功を奏したと評価。2026-27年も同様のインセンティブを継続し、ドーハとリヤドへの新冬季路線開設に向けて湾岸地域の2社と交渉中で、長距離路線の利便性向上が期待されています。