
香港入境事務處は、6月11日の記者会見と6月12日の正式発表に続き、6月25日から香港・珠海・マカオ大橋の出入境管理所に「非接触型電子通路」を2レーン設置すると発表しました。通称「ノーポーズeレーン」と呼ばれるこの通路は、AI顔認証技術を活用し、ゲートを常時開放したまま運用されます。対象は過去90日間に10回以上大橋を通過し、11歳以上の香港永住者で、通過時は約5秒で本人確認が完了。これにより平均通過時間が約30%短縮されます。約5万人の頻繁利用者が即座に恩恵を受け、夏のピークシーズンの混雑緩和が期待されています。関係者は安全対策も強調しており、未登録者や急ぎの乗客が入るとゲートは自動で閉鎖され、データは外部送信されず現地で暗号化されます。この試験導入は、北京が推進する「スマート港湾」構想の一環で、広域ベイエリアの通勤効率化を目指しています。性能基準を満たせば、深圳湾や羅湖にも展開され、相互認証協定が整えば外国人パスポート保持者にも拡大される見込みです。香港と珠海の製造業パーク間で従業員を移動させる企業は、朝のピーク時の待ち時間を避けるため、対象従業員に非接触型電子通路のモバイルアプリでの登録を促すべきです。