
欧州連合(EU)は今月下旬、初めてタリバン代表団をブリュッセルに迎え、亡命申請が却下されたアフガニスタン人の帰還に関する協議を行う予定です。この動きはベルギー国内で激しい批判を呼んでいます。ラジオ・フリー・ヨーロッパ/ラジオ・リバティは6月14日、会合が6月22日から23日にかけて開催され、欧州委員会、欧州対外行動庁、複数の加盟国の関係者が参加すると報じました。ベルギーの緑の党所属欧州議会議員サスキア・ブリクモント氏は、タリバン代表をEU領内に迎え入れることは「アフガニスタンで続く人権侵害を考慮すると非常に問題のあるメッセージを送る」と強く反対しています。市民団体はEU地区周辺で抗議活動を計画しており、ベルギー内務省はシューマン地区の警備体制を見直しています。EU当局は、今回の協議はあくまで技術的なものであり、タリバン政権の承認を意味するものではないと強調しています。EUは、2021年のタリバン政権掌握以降、多くの加盟国が停止している最終送還命令を受けた個人の強制送還を再開する方法を模索しています。ベルギーも2023年に送還を停止しましたが、渡航書類やフライト経路の確保に向けた「探索的な関与」を支持しています。企業の人事担当者にとっては、送還再開の可能性がアフガン人従業員の亡命状況に不確実性をもたらし、在留資格や労働許可の有効性を確認し、政策が厳格化した場合には人道的または技能に基づく正規化支援の準備が求められます。また、出張者の通勤や空港移動に影響を及ぼす可能性があるため、会議期間中のEU機関周辺でのデモ情報や交通規制にも注意を払う必要があります。