
夏の需要回復に伴い、西部中国の観光ルートに不可欠な国内4路線の運航再開や新規開設が相次いで発表された。6月14日付の成都公式チャンネル「成都発表」の通達を10jqkaが転載したもので、注目はエアチャイナの北京-九寨溝直行便が6月15日から週4便で再開し、7月からは週6便に増便される点だ。この路線は、北京経由の長距離便から乗り継ぐインバウンドのパッケージツアー客にとって、四川省の世界遺産・九寨溝への迅速なアクセスを可能にする生命線となっている。チベット航空は成都双流-紅原-温州線を再開し、カラフル貴州航空は貴陽-西昌-合肥線を週4便で復活させる。格安航空のラッキーエアは7月2日から成都天府-巴中-南京の新路線を開設し、長江デルタと四川北部を結ぶ移動時間を短縮する。これらの国内路線の再開は、阿坝州の再生可能エネルギー関連プロジェクトに携わる駐在エンジニアや、成都のバイオ医薬パークを訪れる外国人幹部の「ラストマイル」移動を支えるため、国際的な移動の観点からも重要だ。また、増便により過密化する高速鉄道の負担が軽減され、ピークシーズンの旅行計画に柔軟性が生まれる。なお、北京-九寨溝線は狭胴型のエアバスA320機材を使用し、手荷物許容量や機内Wi-Fiサービスは北京-上海の大型機とは異なる点に注意が必要だ。取材時点で片道運賃は1,580元で販売されているが、九寨溝音楽祭の出演者発表後に値上がりが予想されている。