
オーストリアの国立気象機関GeoSphere Austriaは、ウィーン、ニーダーエスターライヒ州、ブルゲンラント州に対し、最高気温が39〜40℃、熱帯夜が25℃以上となる予報を受け、熱中症警戒レベルを最大の赤レベルに引き上げました。同時に内務省は森林火災法第32条を発動し、東部全地区での野外火気使用および農業焼却を禁止しました。これらの措置により、雇用主には自動的に義務が課されます。屋外作業はスケジュールの変更か日陰の休憩所の設置が必要で、建設現場では冷却休憩の記録が義務付けられています。また、車両を運用する企業は従業員一人当たり最低3リットルの飲料水を携行しなければなりません。違反した場合、オーストリアの労働衛生規則により最大5,000ユーロの罰金が科される可能性があります。さらに、企業のモビリティ担当者は、ウィーン空港が滑走路のアスファルト表面温度が58℃を超えると軟化する恐れがあると警告していることに注意が必要です。今週末のドイツの祝日ラッシュと熱波のピークが重なれば、午後の離着陸枠制限が課される可能性があります。駐在員や国境を越える通勤者向けには、ウィーンのメッセ展示ホールとグラーツのシュタットハレに「クーリングセンター」が開設されており、オーストリアの居住カードを持つ人は無料で利用可能です。国際学校はオンライン授業への切り替えが認められ、短期赴任の家族に影響が出ています。GeoSphere Austriaは、最高気温が3日連続で30℃未満となるまで警戒レベルの引き下げは行わないとし、対策は来週以降も継続される見込みです。
出典: Anadolu Agency