
インド準備銀行(RBI)は、駐在員の給与支払いや国境を越えたプロジェクト資金調達に直接影響を与える措置として、2026年の外国為替管理(預金)第6次改正規則を発表しました。即日施行され、これによりインド国外に居住する者は「インドでの事業関心」を証明することなく、特別非居住者ルピー(SNRR)口座を開設できるようになりました。この「事業関心」の要件は2016年から存在していました。改正では、非居住者普通(NRO)口座からSNRR口座への資金移動も認められ、GIFTシティなどの国際金融サービスセンター(IFSC)支店でのSNRR口座開設も明確に許可されました。スケジュール4の5つの運用規定(口座名称、期間制限、目的制限など)が削除され、SNRRは非居住者向けの準当座預金口座として機能する形に変わりました。多国籍企業がインドにスタッフを派遣する場合、給与やプロジェクト費用の精算が特定の契約証明なしにSNRRを通じて行えるため、管理上の負担が軽減されます。モビリティチームは複数の短期派遣に対して単一のルピー口座を利用でき、財務部門は現地費用のヘッジをより効率的に行えます。認可銀行は30日以内にKYCチェックリスト、コアバンキングシステム、FEMA報告テンプレートを更新する必要があります。コンプライアンス専門家は、今回の自由化が他の経常・資本取引制限を無効にするものではなく、SNRR保有者は取引目的コードを正確に記載しなければ罰則が重なる可能性があると警告しています。全体として、この改正はルピーの国際化推進とIFSCユニットのグローバル財務拠点化を目指す政府の方針に沿ったものであり、グローバルモビリティや財務担当者は注視すべき動きです。