
2026年7月8日、カナダとアメリカ間を移動する旅行者は再び厳しい一日を迎えました。Travel and Tour Worldのリアルタイムデータによると、正午までにアメリカ国内およびアメリカへの出入国便で52便が欠航、382便が遅延しました。特に影響が大きかったのはニューヨークJFK、ボストンローガン、トロント・ピアソン国際空港で、これらのハブ空港ではAir Canada Rouge、Porter、Delta、JetBlueが運航する国境を越える便のスケジュールに連鎖的な混乱が生じました。今回の混乱は7月4日の祝日期間に始まった天候による遅延と慢性的な乗務員スケジュールの制約が重なったものです。到着便の遅れにより、カナダの乗務員が運輸省の勤務時間規則で時間切れとなり、航空会社は出発便を事前にキャンセルせざるを得ませんでした。特にトロント-ボストンやモントリオール-ラガーディアといった人気のビジネス路線で、朝の便数が削減され、午後の便はほぼ2時間の遅れが発生しました。貨物輸送業者からは、オンタリオ州の工場からアメリカの最終組立ラインへ運ばれるジャストインタイムの自動車部品の貨物接続が失われたとの報告もあります。航空サービス分析会社Ciriumは、航空機と乗務員の再配置により影響が24~36時間続く可能性があると警告しています。旅行者は航空会社のアプリをこまめに確認し、代替ルートの予約前にESTAやeTAの有効性を再確認し、リモートワークの準備も検討すべきです。カナダ運輸庁は、遅延が3時間を超えた場合、航空会社は航空旅客保護規則に基づき再ルート案内や返金を提供する義務があることを改めて通知しています。