
香港入境事務處(ImmD)は7月7日、沙田裁判法院で58歳の地元男性に対し詐欺共謀の罪で15か月の実刑判決を勝ち取りました。検察側は、被告が2023年に香港居住者と中国本土出身の女性との偽装結婚を手配し、後者が訪問許可証を取得し最終的に長期居留資格を得るために仲介料として10万元を受け取ったことを立証しました。ImmDの捜査官は情報分析に基づき、仲介者が婚姻登録所での認証手続きやその後の入境書類提出に複数回同行していたことを突き止めました。本土出身の「花嫁」は既に9か月の刑を受けており、香港の「花婿」は判決を待っています。捜査は継続中で、さらなる逮捕も予想されます。入境事務處は、便宜結婚を引き続き重点的に取り締まると強調しました。香港法では、入境管理官に虚偽の申告を行った場合、最高罰金15万香港ドルおよび14年の懲役が科され、詐欺共謀も同様の刑罰が適用されます。不正に取得された居留資格は取り消されます。企業の人事・移動担当者にとって重要なポイントは、取り締まり強化により扶養配偶者の申請に対するコンプライアンス基準が厳格化し、配偶者ビザを利用した短期的な現地化戦略への監視も強まることです。特に一方の配偶者が中国本土出身の場合、従業員から提出される婚姻関連書類の信頼性と透明性を確保する必要があります。この判決は、ImmDが本土当局とのデジタル照合を拡大し、不正な関係履歴の発見までの時間を短縮していることも示しています。