
アイルランド当局は、9月17日未明にロスラーレ・ユーロポートに到着した密封された貨物コンテナ内で、アルジェリア国籍の男性5人と未成年1人の計6人が発見されたことを受け、多機関による捜査を開始しました。コンテナ内からの救難信号を受け、港湾警備、国立救急サービス、国家移民局、地元警察が迅速に対応しました。男性3人は命に別条のないけがで入院中で、成人2人には入国拒否通知が出され、未成年者は児童保護下にあります。ロスラーレ港は年間約50万台のトレーラーを扱い、その多くは英国を経由しない欧州大陸への直行ルートです。警備当局は、コンテナの正規の封印がベルギー・ゼーブルージュで密航者が積み込まれたことを示しており、正規貨物のサプライチェーン内での人身密輸の検出がいかに困難かを浮き彫りにしています。今回の事件は、夏季に不正な海上入国が急増したことを受け、アイルランドが港湾検査を強化する中で発生しました。ビジネス団体は、より厳しい検査が輸出業者に人気の「無人トレーラー」輸送の速度とコスト面での利点を損ないかねないと懸念しています。物流企業はすでに顧客に対し、追加の検査時間や配送拠点での遅延が予想されると警告しています。企業のモビリティ管理者にとっては、密入国の試みが、特にアイルランド港を利用するジャストインタイムのサプライチェーンにおいて、突然の業務停滞を引き起こす可能性があることを改めて示す事例となりました。ロスラーレを経由して高価値商品を輸送する多国籍企業には、運送業者のデューデリジェンス条項の見直しや、封印が破損している場合の対応指示の徹底が推奨されています。国家移民局は、ユーロポールやベルギー警察と連携し密輸ネットワークの追跡を進めており、さらなる逮捕もあり得るとしています。政策分析家は、港湾の安全保障をめぐる政治的議論が、今秋オイラハス(アイルランド議会)に提出予定の移民改革法案に影響を与える可能性があると指摘しています。
出典: The Irish Times