
フィンランドは2026年3月9日、今年最大の国際軍事演習「コールドレスポンス26」を開始し、北スカンジナビアで行われる2万5,000人のNATO兵力のうち約7,500人を受け入れています。主にロヴァニエミ、カヤーニ、ソダンキュラ間で重装備の輸送が行われ、同盟国の輸送機はヘルシンキとオウルを経由しています。防衛を目的とした演習ですが、大規模な部隊移動により民間の移動にも影響が出ています。地元の物流担当者によると、過去の演習で重装軌道車両が地域の道路を損傷させており、フィンランド国防軍は修理費用を負担すると約束していますが、ラップランド全域で一時的な重量制限や通行規制が予想されています。スタッフや貨物を移動させる企業は、スウェーデンのE10回廊を経由する迂回ルートの利用が必要になる場合があります。航空面でも同様の混雑が発生しており、ロヴァニエミとクーサモのビジネスジェットの発着枠はピーク時に制限され、後期スキーシーズンの役員輸送を行うチャーター便の再配置コストが上昇しています。フィンエアビアと国境警備隊は、企業の旅行者に対し、臨時の軍事検問所での身分確認をスムーズにするため、招待状の印刷物を携帯することを推奨しています。コールドレスポンス26は、2023年のNATO加盟以降、フィンランドの同盟統合が加速していることを示す新設のミッケリ作戦センターから指揮される初の大規模演習です。グローバルな移動専門家にとっての教訓は、防衛物流が特に民間と軍事インフラが重なる人口希薄地域で商業交通網に迅速に波及する可能性があることです。演習終了の3月20日まで、事前のルート計画とNOTAMの綿密な監視が不可欠となります。
出典: Yle News