
ブラジリアで開催された政府の「労働者週間」フェアにおいて、管理・イノベーション省は連邦地区警察と連携し、新しい「全国身分証明書(CIN)」を数百枚発行しました。このCINは、CPF納税者番号を唯一の識別子とするブラジルの統一身分証明書です。すでに全国で520万枚以上が発行されています。物理カードとデジタルカードの両方が提供され、QRコードと生体認証機能を備えています。メルコスール諸国で認められており、地域間の移動に使われていた旧来のRG手帳に代わるものです。初回発行は無料で、デジタルCINを有効化するとGOV.BRアカウントのセキュリティレベルを最高に引き上げられ、移民サービスや社会保障給付へのアクセスがスムーズになります。ブラジリアでは、生体情報の給付連携期限を2026年12月31日まで延長し、企業が人事システムを調整する猶予を設けました。2027年からは新規給付申請者に生体認証対応CINの提示が義務付けられ、2028年からは給付更新時にもCINの提示が必須となり、旧身分証明書は段階的に廃止されます。人事・異動担当者にとっては、統一IDにより転勤者の書類確認が簡素化され、銀行口座開設や連邦警察への登録もスムーズになります。デジタル版はリモートでの本人確認にも対応しており、ハイブリッド勤務モデルに不可欠です。領事館ではすでにパスポート申請時の身分証明としてCINを受け入れており、今年後半には国内空港の保安検査でQRコードが認識される見込みで、移動の利便性がさらに向上します。