
野党リーダーのアンガス・テイラー氏は、2026年の選挙論争の中心に移民問題を据え、連合政権が新規住宅の供給数に基づいて年間の純海外移民数の上限を設定すると表明しました。5月8日にキャンベラで行った演説で、テイラー氏はオーストラリアの人口増加が3年連続で住宅供給を上回り、家賃の高騰と初めて住宅を購入する人々の市場参入を妨げていると指摘しました。具体的な上限数は明言しなかったものの、党関係者によると、その上限は22万5,000人程度で、財務省の2025-26年の予測である31万1,000人を大幅に下回る見込みです。この政策は毎年、Housing Australiaの住宅完成データを基に見直され、「40万人の不足を二度と繰り返さない」ことを目指して調整されます。連合はまた、ビザ申請者のソーシャルメディア審査を拡大し、すべての一時および永住ビザの申請者に対して拘束力のある「オーストラリアの価値観」宣誓を導入することも確認しました。雇用主は、スポンサーとなる労働者がこの宣誓を理解し受け入れていることを証明する必要があります。ビジネス団体は、追加の審査がICT契約者や鉱業・建設の冬季プロジェクトの急増に伴う処理時間の延長を招く可能性があると警告しています。住宅経済学者の間では意見が分かれており、Master Builders Australiaはこの連動が建設計画の確実性を高めると評価する一方、Grattan Instituteは厳格な人口目標がすでに深刻な技能不足に悩む産業をさらに圧迫するリスクがあると反論しています。グローバルモビリティチームにとっては、四半期ごとの住宅データに連動した短期間での移転枠制限が発生する可能性があるため、シナリオプランニングが急務となります。また、ソーシャルメディア監査が義務化されれば、モビリティ予算により高いコンプライアンスコストを織り込む必要が出てくるでしょう。テイラー氏は5月15日の予算答弁演説で、重要技能ビザや地域雇用主支援プログラムに関する例外措置など、さらなる詳細を明らかにする予定です。
出典: ABC News