
カナダ外務省は2026年6月2日午前7時51分(東部時間)に、米国向けの渡航注意情報を静かに更新し、6月11日に北米で開幕するFIFAワールドカップに参加するカナダ人向けの専用ガイダンスを追加しました。全体のリスクレベルは「通常の安全対策を講じる」のままですが、新たに入国規則、健康保険のアドバイス、群衆管理の注意点をまとめた専用ページへのリンクが設けられています。主な注意点としては、30日以上滞在するカナダ人は米国当局への適切な登録が必要であること、陸路国境での厳格な審査、開催都市での大規模なデモや労働ストライキの可能性が挙げられます。旅行者には、スタジアムの警備区域外で宿泊施設を事前予約し、直前の料金高騰を避けること、チケットや予防接種記録、旅行保険証書のデジタル・紙両方のコピーを携帯することが推奨されています。また、米国税関・国境警備局はカナダ人に対し、次の目的地への移動証明や宿泊先の住所提示を求める場合があること、都市部では銃犯罪のリスクが依然として存在することも注意喚起しています。ワールドカップに合わせたインセンティブ旅行や顧客イベントを計画する企業は、交通規制の可能性を考慮し、代替ルートの検討が必要です。米国の会場に役員を派遣するカナダ企業は、ESTAやビザ免除資格の確認、スポーツイベントをカバーする企業旅行保険の加入、抗議活動による混乱に関する渡航者への説明を今一度行うべきです。イベント主催者は、カナダの「海外在留カナダ人登録」サービスに旅程を登録し、リアルタイムの安全情報を受け取ることが推奨されます。今回の更新は「編集上の変更」とされていますが、実質的にはオタワによるワールドカップ対応の開始を告げるものであり、試合日が近づくにつれて都市別の注意情報も順次発表される見込みです。