
中国東部の温州は6月23日、香港国際旅行博覧会(ITE)で過去最大規模の出展を行い、香港の11の卸売業者および2つの欧州オンライン旅行代理店と協力意向書に調印しました。市当局は、温州龍湾空港を経由する新たなビザ免除の乗り継ぎ政策を強調し、外国人乗客が第三国へ接続する際に本土入国ビザなしで144時間の滞在が可能になったことを紹介しました。出展者は、海外華人や冒険旅行者をターゲットにした沿岸ハイキングルートや工芸靴工場見学などのニッチな商品をPRしました。香港の大手小売旅行会社シンシアトラベルは、9月から毎週金曜日に温州への週末チャーター便を運航開始し、免税ショッピング券と工場アウトレットツアーをセットにしたサービスを提供すると発表。これまでは広州でのみ展開されていたモデルです。香港拠点の企業にとっては、空路わずか90分の距離に新たなMICE(会議・インセンティブ・展示会)選択肢が広がります。イベントプランナーは、上海より約40%安い会場費と、香港経由の外国人参加者の入国手続き簡素化を評価しました。この出展は、北京が一線都市以外へのインバウンド多様化を推進する動きと連動しています。専門家は、二次都市と香港の旅行業者の連携が、香港の伝統的な「スーパーコネクター」としての役割を取り戻し、スムーズなビザ処理や航空・鉄道のパッケージ旅程を促進すると見ています。一方、旅行リスクコンサルタントは、144時間のビザ免除期間を超える場合はスタッフが有効な複数回入境の本土ビザを保持しているか確認し、試行期間中の温州空港到着時には生体認証指紋登録に余分な時間を見込むよう企業に助言しています。