
オーストラリア外務貿易省(DFAT)は2026年7月9日、アラブ首長国連邦(UAE)向けのスマートラベラー渡航情報を更新し、全体の警戒レベルを「渡航の必要性を再考してください」に据え置きつつ、フライトの遅延リスクや現地での待機指示に関する新たな詳細を追加しました。今回の通知では、中東地域の広範な紛争に関連した軍事行動がUAEの空域を突然閉鎖する可能性があることを強調しています。旅行者には、柔軟な予約を心がけ、紛争による影響をカバーする保険の加入を推奨し、航空会社の最新情報を常に確認するよう呼びかけています。特にドバイ国際空港とアブダビ国際空港が、予告なしに影響を受ける可能性があると明記されており、湾岸地域で最も利用者の多い2大ハブを経由するビジネス旅行が依然としてリスクにさらされていることを示しています。航空以外でも、テロや市民の不安定化リスクが高まっているため、大規模な集会や外国人に人気のある場所を避けるよう注意喚起しています。地域にモバイルワークフォースを持つ企業には、緊急連絡網の見直しや、従業員がホテルの避難場所や安全なシェルターを把握しているか確認することが推奨されています。UAEへのスタッフ派遣や移動を担当するグローバルモビリティマネージャーは、(1)ドーハやマスカット経由の代替ルートを確保、(2)派遣契約に避難支援の条項を含める、(3)危機時でも厳格に適用されるUAEのサイバー犯罪やSNS規制について渡航者に周知することが求められます。この更新は、UAEの魅力的なビザ制度と堅実な安全管理計画を組み合わせる重要性を改めて示しています。