
エトナ山の最新の噴火により12時間閉鎖されていたカターニア・フォンタナロッサ空港は、7月10日18時に制限付きで再開されました。最初に出発便が運航を再開し、到着便は20時から1時間あたり4便のペースで段階的に受け入れられました。滑走路の清掃とエンジン吸引リスクの評価が完了次第、22時には通常運航が再開される予定です。火山灰の影響で19便がパレルモやラメツィアテルメに迂回し、23便が欠航となり、ヨーロッパ各地への接続に混乱が生じました。格安航空会社のライアンエアーとイージージェットは、遅延の影響が24~36時間続く可能性があると警告しています。空港運営会社SACは、セキュリティチェックの混雑や手荷物の滞留が予想されるため、乗客に対してフライト状況の確認と3時間前の到着を呼びかけています。火山灰による影響はEU261規則の「不可抗力」に該当し、航空会社は補償義務を免れますが、乗客へのケアは求められます。夏季のシチリア勤務スタッフは、観光シーズンのピークで85%を超える宿泊率のカターニア、シラクサ、ラグーザのホテルの空室状況を事前に確認する必要があります。今年に入ってフォンタナロッサ空港の閉鎖はこれで3回目となり、東シチリアの代替インフラ整備の議論が再燃しています。特に、コミーソ空港の営業時間が限られているため、迂回先の選択肢が制約されているのが課題です。長期的には、閉鎖時間の短縮とシチリアの重要な観光・生鮮品輸出産業の保護を目的に、火山灰検知用のLIDARシステムの導入が検討されています。
出典: La Sicilia