
今週、19歳のギリシャ系キプロス人2人が、キプロスを分断する事実上の国境がいかに厳重に警備されているかを思い知らされました。彼らは7月16日、トルコ系キプロス側の検査を受けずにピルゴス・ティリリアスの検問所を通過し、その日のうちにアストロメリティスで北側からの出国を試みました。逮捕され、占領下のニコシアにある軍事裁判所に連行され、それぞれ500トルコリラ(約9ユーロ)の罰金を科された後、7月17日に釈放されました。罰金は象徴的なものでしたが、この事件は「グリーンライン」がキプロスのシェンゲン加盟まで移民管理上の外部国境であり続けることを改めて示しています。旅行者はEU市民を含め、ギリシャ系キプロス側とトルコ系キプロス側の両方の検問所で身分証明書を提示し、必要に応じて入国カードを記入しなければなりません。これを怠ると拘留や裁判にかけられ、外国人旅行者の場合は北側への将来の入国拒否につながる可能性があります。特に建設業、公共事業、NGOの緩衝地帯でのプロジェクトなど、日常的にスタッフを国境越えさせる企業にとっては、通過手続きに関する社内教育の重要性が改めて浮き彫りになりました。企業は、どの検問所が非EU市民に開放されているかをドライバーに周知し、商業用機材は両側で申告して密輸防止規則による没収を避ける必要があります。この事件は、EUの移動政策の広範な課題にも関わっています。キプロスが長年待ち望んだシェンゲン加盟を果たせば、グリーンラインは独特の内部国境となり、自由な移動権は政府管理地域のみに適用され、非承認の北側はシェンゲン圏外のままです。ブリュッセルとニコシアは、シェンゲンの安全基準を損なわずに通過を継続可能にする特別な制度について既に協議を進めています。しかし、その合意が成立するまでは、雇用主はグリーンラインを厳格な国境として扱うべきです。今回の若者2人への軽微な罰金は、特に北側で無許可で働く第三国籍者に対しては、より厳しい制裁や入国禁止措置が科される可能性があることを見落としてはなりません。
出典: KNEWS