
フランス当局は、2026年8月1日以降、長期滞在「Étudiant」ビザまたは居住許可を申請する留学生に対し、月額最低資金証明額を現在の615ユーロから43%増の877.50ユーロに引き上げることを正式に発表しました。この変更は、2026年6月22日付の政令2026-526で発表され、7月20日に政府の情報更新でも再確認されており、最低賃金(SMIC)の月額総額の47%に合わせたものです。Campus Franceの各事務所やフランス領事館は、施行日以降の予約がある申請者に対し、銀行取引明細書、保証人の誓約書、奨学金証明書の修正を促すメールを送信し始めています。新基準を満たさない場合、申請は拒否されたり追加証明の提出を求められたりし、秋学期の入学手続きに遅れが生じる可能性があります。大学やグランゼコールにとっては、特に低所得国からの留学生の合格者数に影響を及ぼす恐れがあります。ナント大学やモンペリエのSAIECなどの教育機関は、受け入れ予定の学生向けにFAQを公開し、例えば最初の9か月分の学費・生活費として取り消し不能な7,890ユーロの送金証明や、年間労働時間の60%まで認められるパートタイム労働による資金補填の方法を案内しています。サンドイッチコースや見習い学生を雇用する企業は、就労学習契約を作成する際に、より高額な生活手当の予算確保が必要となります。移民アドバイザーは、7月下旬にビザ申請が集中しやすいため、今のうちにすべての内定通知書や保証書類の見直しを行うことを推奨しています。