
香港観光局(HKTB)は10月15日、9月の訪港者数が約403万人に達し、前年同月比で22%増加したと発表しました。2026年の1月から9月までの累計訪港者数は4,000万人を超え、HKTBの年間予測である5,200万人を上回る見込みです。訪問者の大半は中国本土からですが、シンガポールや韓国などの近距離市場からの伸びが特に顕著で、MICE(会議・インセンティブ・コンベンション・展示会)プロモーションやイベント観光の効果が大きく表れています。先月の主なイベントには、香港ワイン&ダイン・フェスティバルや世界華人生命保険会議があり、いずれも富裕層のビジネス関係者を多数集めました。ホテルの平均日泊料金は2025年9月比で11%上昇し、空港の旅客数は570万人に達し、2019年以来の月間最高記録となりました。キャセイパシフィック航空は、企業の予約が前四半期比で18%増加し、特に金融、製薬、ラグジュアリー小売業界が牽引していると報告しています。香港へのスタッフ移転を検討する企業にとっては、主要地区の宿泊施設の供給がピーク時のコンベンション期間に逼迫していることを示す数字です。モビリティチームはサービスアパートメントの早期予約を推奨し、中期滞在には九龍東や北部メトロポリス地区の利用を検討すべきでしょう。HKTBは今後も「香港ならでは」の体験やデジタルパスのバンドル販売に注力し、訪問者の滞在期間延長を図る方針で、これにより2027年の例年閑散期となる第1四半期の回復を持続させる狙いです。
出典: RTHK