
ドイツの長引く秋の交通労働争議は10月19日も続き、国内の両端で小規模ながら影響力のあるストライキが発生しました。ザールブリュッケンでは、鉄道運転士組合GDLがザールバーンでの断続的なストライキを10月31日まで延長し、ドイツ鉄道の長距離ネットワークに接続する路面電車の約40%が運休となっています。フランクフルトやマンハイムへ通勤する乗客は、主要なICE列車への乗り継ぎに余裕を持つ必要があります。一方、北部では公共部門労組ver.diがキール周辺の地域バスを運行するVerkehrsbetriebe Kreis Plön(VKP)で24時間の警告ストライキを実施し、ホルシュタイン海岸のリゾート地を含むほとんどの地域バスが運休しました。全国的なストライクトラッカーでは「小規模」と分類されていますが、ドイツの秋の学校休暇と重なり、家族連れやビジネス旅行者はタクシーやカーシェアリングに頼らざるを得ない状況です。空港への影響はありませんが、ザールラントやシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州で短期勤務の社員を抱える企業は、社内通知の更新やタクシー費用の取り扱い確認を行うべきでしょう。今後30日間に大規模な全国鉄道や空港のストライキ予定はありませんが、労働負担軽減やインフレ手当を巡る交渉が停滞すれば、さらなる激化の可能性があると労組は警告しています。
出典: Strike Tracker