
英国環境・食料・農村地域省(Defra)は、2月23日にラルナカで口蹄疫(FMD)が確認されたことを受け、即時の安全対策を発表しました。これにより、キプロスからの生きた反すう動物や豚、鮮肉、一部の乳製品、未処理の羊毛、腸管、干し草およびわらの商業輸入が全面的に禁止されました。この制限は人の移動ではなく物資を対象としていますが、農産食品分野のサプライチェーン管理者や旅行者にとっては実務上の大きな影響を及ぼします。混載トレーラーで輸送中の貨物は英国の国境管理所で分離され、キプロス産品を含む積荷は拘留または再輸出の対象となります。物流業者は、獣医検査官による書類確認やバイオセキュリティの遵守確認により、車両が数日間待機する可能性があると警告しています。高価な家畜遺伝資源や生鮮サンプルを伴う出張者は、検査が長引くことを想定し、詳細な健康証明書を携行することが推奨されます。Defraによれば、高温処理を施した乳製品や肉製品(カテゴリーDまたはD1)は、更新された証明書があれば引き続き輸入可能です。免除対象の動物副産物については、輸入者はIV58ライセンス申請を行う必要があります。キプロス当局は、2月20日に発生した牛農場を起点とする感染拡大を抑えるため、世界動物保健機関(WOAH)と連携しています。英国の輸入禁止措置は、WOAHがキプロスを再び口蹄疫清浄国と認定するまで続き、数か月に及ぶ可能性があり、専門的な貿易関係にさらなる混乱をもたらす見込みです。キプロスと英国間で技術スタッフやサンプルキット、専門機器を移動させる企業は、余裕を持ったスケジュールを組み、制限解除まで敏感な貨物を他のEU拠点経由で輸送することを検討すべきです。