
数か月にわたる労働組合、企業、移民権利団体との協議を経て、アルバニーズ政権は「移民改正(移民搾取対策)法案2025」の最終修正案を発表しました。改訂版は2026年2月27日遅くに上院議員に配布され、3月5日の審議に向けて準備が進められています。主な変更点は、ビザ保持者に労働権違反を強要した雇用主への民事罰の強化、搾取を受けた労働者が90日以内に申告した場合の自動的なビザ取消救済措置、そしてフェアワーク監察官の権限拡大によりオーストラリア国境警備隊との情報共有が可能になることです。また、新たな規定では、元のスポンサーが調査対象となっている場合、臨時ビザ保持者が新たな推薦なしに雇用主を変更できるようになり、移転マネージャーからは虐待的な職場に人材が閉じ込められる懸念が和らぐとして歓迎されています。人権擁護団体はこれらの譲歩が労働者保護を強化すると評価する一方、業界団体は記録管理の負担増や、提案されている公表による「名指し・非難」が企業の評判に悪影響を及ぼす懸念を示しています。多国籍企業の労働派遣チェーンは、2026年7月1日の法案施行に先立ち、契約業者の監査を求められています。政治的には、今回の遅れた修正は、政府が上院の微妙な勢力バランスの中で与野党の支持を確保し、再び法案が否決される事態を避ける決意を示しています。グローバルモビリティチームにとってのメッセージは明快です。スポンサーシップの遵守が再び厳格化され、労働者には新たな内部告発者保護の盾が与えられるということです。