
カナダのエクスプレス・エントリー制度は、2026年3月2日に5回目の州指名プログラム(PNP)抽選を実施し、州指名を受けた候補者264人に永住権申請の招待状(ITA)を発行しました。包括的ランキングシステム(CRS)のカットオフスコアは710で、今年のPNP限定ラウンドとしては最も低いスコアとなりました。2026年の受け入れ目標は91,500人の州指名者ですが、各州が申請した割り当て枠よりも少ない配分を受けていることや、IRCCが12万件を超えるPNP申請のバックログに対応しているため、招待状の数は控えめにとどまっています。小規模な抽選は連邦の処理体制を維持しやすくする一方で、州指名の競争は激化しています。臨時外国人労働者を確保したい企業にとっては、PNP経由で600ポイントのCRS加点が得られ、ほぼ確実にITAを獲得できることの重要性が改めて示されました。ただし、プログラムの上限があるため、企業は年初から早めに行動し、各州の受付期間を注意深く確認する必要があります。IRCCは3月後半にPNP抽選に続き、職種別やカテゴリー別の抽選を実施する見込みで、医療、STEM、建設分野のカナダ経験クラス候補者を対象に、労働市場の需給ギャップに合わせた移民政策を進めるとみられています。
出典: Moving2Canada