
英国は3月3日、湾岸地域の渡航停止に巻き込まれた自国民の初の組織的な救出を実施し、ドバイ発のチャーター便が19時前にヒースロー空港に到着した。今週後半には、政府支援のマスカット-ロンドン間の便も運航予定で、徐々に輸送能力が回復している。ITVニュースの映像では、数日間ホテルに閉じ込められ、ミサイル攻撃が続く中で「10分前通知」でドバイ空港に向かった乗客たちが動揺を隠せない様子が映し出された。外務・英連邦・開発省(FCDO)によると、UAE、カタール、バーレーンに滞在する約13万人の英国人が危機対応ポータルに登録しており、これは領事対応としては過去最多の記録だ。航空会社は協力しているものの、依然として輸送能力に制約がある。エミレーツ航空は今週、ヒースロー便を1日2便、英国地方便を3便運航予定である一方、ブリティッシュ・エアウェイズは3月5日までドバイ、アブダビ、ドーハ路線を全便欠航している。ヴァージン・アトランティックは、乗務員の確保が安定次第、ドバイ-ヒースロー間のVS400/401便を「随時見直しながら」運航したい意向を示している。企業の人事移動の観点からは、最新の渡航者追跡システムと、移民コンプライアンスにおける危機対応条項の重要性が浮き彫りとなった。ドバイに駐在する英国企業の社員は緊急住宅手当や医療の遠隔相談を活用し、多国籍企業の中にはシンガポールやフランクフルトのオフィスに契約承認業務を分散させる対応を取ったところもある。渡航リスク専門家は、英国人を含む在留者に対し、直接連絡がない限りドバイ空港のDXBおよびDWCターミナルの利用を避けるよう助言している。FCDOは、軍用機による輸送ではなく商業便が主な脱出手段となるため、出発前にパスポートの有効期限やUAEのビザ超過滞在に伴う罰則を必ず確認し、搭乗拒否を避けるよう強調している。
出典: ITV News