
3月31日深夜に発表された調査によると、2022年の「民主的記憶法」に基づき、スペイン市民の外国生まれの子どもや孫が50万人以上、国籍申請の処理を待っていることが明らかになった。スペインの透明性ポータルから得られたデータによれば、2025年には申請の遅延が40%増加し、ブエノスアイレス、ハバナ、メキシコシティの領事館が対応に追われている。申請者からは、予約サイトが数秒でダウンすることや、簡単な書類審査に2年もかかるといった不満が寄せられている。24歳のアルゼンチン人エンジニアは、国籍申請が保留中のため人事部が就労許可のスポンサーになれず、マドリードの仕事のオファーを失ったと記者に語った。外務省は遅延の原因を「過去最高の需要」と説明し、250人の臨時雇用を認可するとともに、出生証明書や結婚証明書を遠隔で認証できる試験的な電子公証システムを導入するとしている。ラテンアメリカ人材の採用を目指す企業にとって、国籍取得は魅力的なルートだ。承認されればEU内での自由移動権が得られ、就労許可の枠に縛られないためだ。しかし、現在の申請遅延は戦略的な人材計画に支障をきたしている。法律専門家は、国籍申請と高度専門職(HQP)ビザの両方を同時に申請する二重戦略を推奨し、時間的リスクを軽減するよう助言している。スペインのIT業界団体は、暫定的な解決策としてデジタルノマド向け居住ルートの拡充を政府に求めている。一方、メキシコとキューバの商工会議所は、英国のTLSContactネットワークが採用するバイオメトリクス予約の外部委託モデルをスペインでも導入し、年内に遅延を解消するようマドリードに要請している。外務省は毎月の処理状況を公表し、7月までにAIを活用した審査優先順位付けツールを導入することを約束している。これらの対策が、スペインの秋の採用ピーク前に迅速な承認につながるか注目されている。
出典: eldiario.es