
2026年4月4日に発表されたナドドルジャンスキ国境警備地区の最新データは、9か月前に再導入されたポーランドのシェンゲン域内西部国境での内部検査の全貌を初めて明らかにしました。ルブスキエ州とドルノシュランスキエ州のドイツ国境沿いに配置された警官は、77万5千人と36万台の車両を検査し、500人を入国拒否、180人を犯罪容疑で逮捕しました。押収された密輸品は主に未課税タバコや盗難自動車部品で、総額は260万ズウォティ(約61万ユーロ)に上ります。これらの統計は、ワルシャワが「二次移動」と呼ぶ、ベラルーシやバルカン経由でEUに入国し、ポーランド経由でドイツを目指す移民に対する厳しい対応を示しています。入国拒否者数は多くないものの、当局は目に見える取り締まりが密輸業者を抑止し、国民の安心感につながると主張しています。取り締まりは、移動パトロール、サーモグラフィー車両、自動ナンバープレート読み取り装置を高速道路の出口や田舎道に配置するなど多角的に行われています。企業のモビリティチームにとって、このデータは臨時検査が単なる象徴的措置ではないことを示しています。トラック運転手からは、2025年7月以前の通過時間2~3分が現在は12~15分に延び、ポーランドの急成長するEC物流センターの厳しい納期に影響が出ているとの報告があります。一部の物流業者は、高価値貨物を鉄道に切り替え、乗客事前情報(API)共有により多くの貨物列車が停車せずに国境を通過できるようにしています。ドイツ本社からポーランド工場へ派遣される社員には、通常の現場訪問でもパスポートや国民IDを携帯するよう注意喚起が必要です。書類を忘れて一時的に入国を拒否されたEU市民も複数います。二重国籍で非EUパスポートを持つ労働者は、今年後半に稼働予定のEU入出国システムで許可状の確認ができないため、居住許可証を携帯することが求められます。国境警備隊の指揮官は、脅威が続く限り検査は継続すると述べ、ワルシャワは2026年10月1日まで検査の法的根拠を延長する決定を4月5日に下しました。企業はこれらの手続きを一時的な混乱ではなく、新たな常態として受け入れる必要があります。