
ルフトハンザ航空の客室乗務員による24時間ストライキがスイスにも波及し、4月10日にチューリッヒ、ジュネーブ、バーゼル=ミュールーズ空港で18便の欠航を余儀なくされました。フランクフルトとミュンヘンのUFO組合が賃金問題を巡って組織したこのストライキは深夜に始まり、スイスの乗客やビジネス旅行者をルフトハンザの長距離ネットワークに結ぶ接続便に直ちに影響を及ぼしました。チューリッヒ空港では、主要路線のチューリッヒ-フランクフルト間で6便の運航が取りやめられ、機材や乗務員の配置が乱れることでさらなる遅延が見込まれています。ジュネーブではルフトハンザの便が4便、ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズでは到着・出発便がそれぞれ4便ずつ、計8便がキャンセルされました。スイス国際航空(SWISS)は、残る便に大型のエアバスA321neoを投入して座席数を確保し、一部のフランクフルト行き乗客は鉄道とのコードシェア便を利用して振り替えています。旅行管理会社は顧客に対し「ケア義務」プロトコルの適用を促しています。EU規則261に基づき、乗客は再予約や返金、場合によってはホテル宿泊の権利がありますが、ストライキ当日のフランクフルト行きの空席確保は困難であると指摘されています。時間に厳しい会議がある旅行者には、ウィーン、パリ・シャルル・ド・ゴール、アムステルダム経由のルート検討やオンライン会議への切り替えを勧めています。企業のモビリティプランナーにとって、このストライキは新たに導入されたEES(欧州入国管理システム)による入国審査の遅延と相まって、欧州の航空ネットワークの脆弱性を改めて示すものです。入国遅延、乗り継ぎ失敗、長時間の入国審査が重なると、日帰り出張が一泊に変わる恐れがあります。スイス連邦民間航空局は状況を注視しているものの、安全上の重大な問題は予想していません。UFO組合とルフトハンザの交渉が決裂した場合、4月中にさらなるストライキが発生する可能性があり、チューリッヒやバーゼルのオフィスとドイツ本社間の同日移動を多くの多国籍企業が依存するスイス・ドイツ間の航空路線に継続的なリスクをもたらす見込みです。
出典: SWI swissinfo.ch