
2026年4月22日以降、イギリスの犬、猫、フェレットの飼い主がグレートブリテン島からフランス(およびEU圏内)へ渡航する際には、毎回「動物健康証明書(AHC)」の取得が必須となります。これにより、EU発行のペットパスポートは英国居住者には認められなくなりました。この変更は昨秋の欧州委員会のガイダンスで確認され、4月21日にFrenchEntréeのニュースダイジェストでも取り上げられました。これは、ブレグジット後に一部の英国居住者がセカンドハウスなどを通じてEUのペットパスポートを取得・保持し、1回のAHC取得にかかる150ポンド以上の獣医費用を回避していた抜け穴を塞ぐ措置です。AHCは渡航の10日前以内に発行され、往路1回分とEU内での4か月以内の移動に有効です。フェリー会社やユーロトンネルは、英国住所のEUペットパスポートを提示した乗客の搭乗を拒否するよう係員に指示しています。ペットを機内や貨物室で輸送する航空会社も同様のルールを適用します。ペットを伴う従業員の移転を担当するモビリティマネージャーにとっては、手続きの負担と費用が大幅に増加します。年に複数回の帰省をする家族は、獣医の予約や狂犬病抗体価検査の書類提出を繰り返す必要があります。企業は追加の獣医費用を補償するために派遣ポリシーを見直すか、マイクロチップの確認や条虫駆除を含むAHC取得を一括で手配できるペット輸送専門業者の利用を検討すべきです。イギリスへの帰国時の規則は変更なく、ペットパスポートまたはAHCの提示が必須ですが、出国時のルール違反はフランスでの搭乗拒否、検疫費用、カレーや英仏海峡の港での高額な獣医費用を招く恐れがあります。
出典: FrenchEntrée