
香港のホテル業界は、労働節の連休に向けてほぼ満室の予約状況を受け、清掃シフトの増員を急いでいます。美麗華集団のCOOで立法会議員のアラン・チャン氏によると、同社の旗艦店である銅鑼湾のホテルは5月1日から5日までの期間で95%の予約率を誇り、尖沙咀のホテルも改装中のフロアがあるにもかかわらず85%の稼働率を維持しています。業界関係者は、この急増の背景に、外交的緊張による中国本土からの日本旅行需要の減少と、香港でのコンサートやアートフェア、スポーツ大会といった「メガイベント経済」の台頭を挙げています。政府の予測では、5日間の連休中に約98万人の本土からの訪問者が見込まれ、イースター期間より10%増、2019年の水準に迫る勢いです。平均客室料金は前年同期比で5~8%上昇していますが、滞在期間は平均3泊にとどまり、ゴールデンウィークの伝統的なショッピングとエンターテインメント重視の傾向を反映しています。銅鑼湾や旺角の小売業者は、中国のECブランドによる短期のポップアップ店舗契約が増えていると報告しています。企業の出張担当者は、特に湾仔のコンベンション会場周辺で、急な出張に対応できる客室の確保が厳しくなることを見越すべきです。一部の企業は、駐在員の宿泊先をクオリーベイやノースポイントのサービスアパートメントに切り替えており、これらの地域の稼働率は70%未満にとどまっています。観光局は、この勢いを活かし、西九文化地区と利東街を結ぶ「ナイトバイブス」シャトルの試験運行を開始。尖沙咀や中環に偏らない消費分散を目指す戦略の一環です。
出典: The Standard